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出前講義:講義詳細

● 応用科学

※印について、今年度の出前講義のお申し込み受付は終了しました。

4-100
GIGAスクール時代の情報リテラシー

教育学部 学校教育教員養成課程(技術教育講座) 准教授 阿濱 茂樹 

GIGAスクール時代に求められる情報リテラシーとして、探究的に情報を検索し、分析をしたうえで、他者に納得してもらうようなプレゼンテーションを行うスキルが求められます。それらについて、具体例を用いて説明します。(備考:特になし)(対象:高等学校)
4-101
問題解決アプローチによる創造性開発

教育学部 学校教育教員養成課程(技術教育講座) 准教授 阿濱 茂樹 創造性開発・問題解決

身の回りに起こるうる問題や課題を解決することを通して創造性を開発する方法を説明します。また、身近な問題解決によって開発されて様々な商品やサービスを紹介します。(備考:プロジェクター、スクリーン要。可能のであれば可動式の机。)(対象:高等学校)
4-102
情報社会に生きていくための情報モラル

教育学部 学校教育教員養成課程(技術教育講座) 准教授 阿濱 茂樹 情報教育

情報社会で生きていくために必要な情報モラルに関する講義を行います。ケータイ・スマホについての情報モラルについても話題提供します。 (備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-103
情報社会における図書館メディアの活用

教育学部 学校教育教員養成課程(技術教育講座) 准教授 阿濱 茂樹 図書館情報学

情報社会の中で進化を求められる図書館や学校図書館のメディア活用について対応方法などを説明します。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-200
健康と行動を科学する −自分を変えるいくつかの方法−

国際総合科学部 国際総合科学科 教授 上田 真寿美 健康行動学、健康心理学、女性と健康、運動心理学

本講義は、これから大人になる中・高校生の皆さんに、健康でいきいきとした生活を送るために必要な知識や行動を解説します。ただ、人は誰しも「わかっているけどできない、やめられない」ことがあります。大人で言えば、煙草をやめたいけどやめられない、太りすぎでやせたほうがいいのにやせられない等。皆さんの中・高校生活でも、勉強しなきゃいけないのにやる気が出ないとか、ついつい遊んでしまうということはよくある話です。そのできないをできるだけできるようにする、できない自分を少しできる自分に変えるためのヒントをお話できればと思っています。 (備考:PC、プロジェクター、スクリーン要)(対象:中学校、高等学校)
4-201
生物はどうやって生きてるの?

国際総合科学部 国際総合科学部 教授 杉井 学 生物情報学

”生物とは、生きているもの”とは誰もが知る事実。でも、生きているって何をしていることなのでしょう?”細胞レベルの生きる”から”生物群レベルの生きる”まで生きていることが何をしていることなのかを学習します。そうすれば、自ずと”エコ”とはどういうことなのかが理解できます。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-300
コンピュータで物理をみる-流れの可視化とドローン設計

大学院創成科学研究科(工学) 機械工学分野 教授 小河原 加久治 物理

飛行機はなぜ飛ぶことができるのでしょうか。空気の流れがある条件を満たすと、ジャンボジェットのような重いものでも空中に浮かすことができます。しかし、空気の流れは目でみることができません。コンピュータを使って物理現象を法則にしたがって計算し、人間がわかり易いように色などを使って表現することをコンピュータシミュレーションと言います。この講義では、簡単な力学系のシミュレーションから飛行機の翼周りの流れ、さらに小型無人航空機(ドローン)の設計のを紹介します。 (備考:特になし)(対象:高等学校)
4-301
マイクロ・ナノ加工技術とバイオシステムへの応用

大学院創成科学研究科(工学) 機械工学分野 准教授 中原 佐 物理、化学、生物

半導体製造技術を基にしたマイクロ・ナノ加工技術に関する概説と、それを用いたマイクロマシンの開発、およびバイオシステムへの応用に関する内容となります。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-302
プラズマを用いたクリーンエネルギー製造

大学院創成科学研究科(工学) 機械工学分野 准教授 白石 僚也 物理化学

地球温暖化解決のため、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しない水素やアンモニアといった燃料が注目されています。 しかし現状では、水素やアンモニアを製造する際に二酸化炭素が発生し、またコストが高いという問題があります。 これらの問題を解決するために、プラズマを用いる方法が研究されています。 本講義ではプラズマを用いた水素やアンモニア製造法について、基本的メカニズム、最新の研究成果などをわかりやすく解説します。(備考:特になし)(対象:高等学校)
4-310
身近なセメントとコンクリート

大学院創成科学研究科(工学) 社会建設工学分野 教授 吉武 勇 特に希望はありません

日本および世界のセメントとコンクリートの歴史や山口県と関わりの深いセメント・コンクリート、現代社会と環境へのセメント・コンクリートの貢献について学びます。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:中学校、高等学校)
4-311
水環境と水質の基礎

大学院創成科学研究科(工学) 社会建設工学分野 教授 山本 浩一 化学、生物、総合的な学習

河川、湿地、湖沼の水環境の特性や水質について基礎的知識を講義します。環境基準や排水基準について理解することができるようになります。(備考:プロジェクター、スクリーン要。後期月曜日午後、水曜日午前不可。)(対象:高等学校)
4-312
微生物の助けを借りた植物からのバイオ電気発電

大学院創成科学研究科(工学) 社会建設工学分野 准教授 MD. AZIZUL MOQSUD 生物、化学、物理

本講義では、世界のエネルギーの現状とエネルギーの未来について議論し、植物微生物燃料電池の研究について紹介します。植物微生物燃料電池を用いた植物からのグリーンエネルギーは、新しい技術です。電力不足は大きな問題であり、将来のための新しい技術を見つけることは大きな課題です。(備考:プロジェクター、スクリーン要。)(対象:高等学校)
4-313
地球環境問題と地盤工学 −メタンハイドレート資源開発と二酸化炭素貯留−

大学院創成科学研究科(工学) 社会建設工学分野 准教授 吉本 憲正 化学、物理

地球環境問題の一つである二酸化炭素の増加について、地盤工学の視点から以下について話をします。  (1)二酸化炭素の発生量が他の化石燃料より少ないメタンハイドレートの資源開発について述べます。  (2)大気中の二酸化炭素を減らす方法の一つである二酸化炭素の地中貯留について述べます。 (備考:プロジェクター、スクリーン要。後期月曜日不可、要相談。)(対象:高等学校)
4-314
防災授業 〜災害のことを正しく知って、正しく恐れる〜

大学院創成科学研究科(工学) 社会建設工学分野 准教授 森 啓年 地理、地学

災害から命を守るため、災害のことを正しく知って、正しく恐れることを目標とした授業です。自然災害の種類を学ぶとともに、ハザードマップで身近な災害の発生リスクを知ることができます。あわせて、地盤の液状化や長周期地震動に関する簡単な実験を行い、災害の発生メカニズムを実感していただきます。(備考:プロジェクター、スクリーン 要。前期:水曜日・金曜日不可、後期:火曜日・金曜日不可。)(対象:高等学校)
4-315
水工学、水理学、水文学の基礎〜バケツを用いたタンクモデルの実験〜

大学院創成科学研究科(工学) 社会建設工学分野 助教 吉田 奈津妃 物理、地理、情報

水工学、水理学、水文学の基礎について、身近なバケツを用いたタンクモデルの実験で、体験していただきます。(備考:プロジェクター、スクリーン要。夏休み休業中は不可。)(対象:高等学校)
4-316
AIと橋梁

大学院創成科学研究科(工学) 社会建設工学分野 助教 蓮池 里菜 情報

橋梁を安全にながく使用するためには、定期的な維持管理が重要です。本講義では、様々なAI技術を組み合わせた橋梁維持管理手法について紹介します。AIや機械学習といった基本的な単語の定義から、橋梁に関する基礎知識、そしてAIを橋梁維持管理にどう使うのか、を概説します。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-320
化学反応の見える化!

大学院創成科学研究科(工学) 応用化学分野 教授 鬼村 謙二郎 化学

化学は原子や分子を扱う学問です。塩の結晶は肉眼で見えても、一つの塩化ナトリウム(NaCl)は見えませんよね。また塩酸水溶液と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜて中和しても、無色透明の塩化ナトリウム水溶液になるだけで変化が見えません。でもリトマス試験紙やフェノールフタレインを加えておくと酸性とアルカリ性の変化を見ることができます。  本講義では目に見えない化学反応を人の目で確認できる「見える化」の原理やその利用などを学びます。希望に応じて簡単な体験実験も可能です。 小学校高学年、中学生については授業の進捗状況に合わせて対応します。 (備考:プロジェクター、スクリーン要。小学生高学年以上対象。)(対象:小学校、中学校、高等学校)
4-321
光るプラスチック 〜導電性高分子から有機ELまで〜

大学院創成科学研究科(工学) 応用化学分野 教授 鬼村 謙二郎 化学

化学反応のエネルギーを光に変えることをケミカルルミネッセンスと呼びます。また昔はテレビと言えばブラウン管でしたが、今では液晶テレビが主流です。次世代テレビとして『有機ELテレビ』が有ります。この有機EL(エレクトロルミネッセンス)とは有機化合物に電気を流すと光る物質です。普通、有機化合物や高分子は電気を通さない絶縁体ですが、結合の種類を変えたり、添加剤を加えることで電子が動きやすくなり電気が流れる導電性高分子になります。講義では導電性高分子を組み合わせて電気を流すと光る有機ELの原理を学び、ITやエレクトロニクスの未来を予想します。希望に応じて簡単な体験実験も可能です。 小学校高学年、中学生については授業の進捗状況に合わせて対応します。(備考:プロジェクター、スクリーン要。小学生高学年以上対象。)(対象:小学校、中学校、高等学校)
4-322
身近な有機・高分子化合物から海洋プラスチック汚染まで

大学院創成科学研究科(工学) 応用化学分野 教授 鬼村 謙二郎 化学

洗剤、医薬品、繊維、ゴム、プラスチックなどの有機化合物や高分子(プラスチック)の構造や機能についても説明します。一方、有機化合物や高分子は使用後、環境中に一放出されると回収は非常に困難となり、生態系や地球環境に甚大な影響を及ぼします。特に近年では海洋に漂うマイクロプラスチック問題が国内外でも取りざたされています。環境問題とSDGs (持続可能な開発目標) について日本や他国の取り組みや海洋プラスチック汚染について国内外の政府や企業の取り組みを解説します。 小学校高学年、中学生については授業の進捗状況に合わせて対応します。(備考:プロジェクター、スクリーン要。小学生高学年以上対象。)(対象:小学校、中学校、高等学校)
4-330
自在に操る技術〜制御工学〜

大学院創成科学研究科(工学) 電気電子工学分野 教授 若佐 裕治 工学

制御工学はものをうまく操るための工学分野の一つで、その対象は身の回りの家電製品から自動車・航空機などの乗物、工作機械・各種ロボットなどのメカトロニクス製品、鉄鋼・石油・化学などのプロセス工業にいたるまで広範囲にわたります。本講義では、簡単な例を交えながら制御工学をわかりやすく説明します。(備考:プロジェクター、スクリーン要。)(対象:高等学校)
4-331
情報システムとAIの未来

大学院創成科学研究科(工学) 電気電子工学分野 教授 田村 慶信 情報通信システム

5G、Web3.0、クラウド、エッジ、ビッグデータなど、どれか一つは聞いたことがある言葉かもしれません。近年、ありとあらゆるものがネットワークに接続され、様々なデータがビッグデータとして記録されています。このような仕組みと、ビッグデータを生かしたAIに基づく応用科学について紹介します。(備考:プロジェクター、スクリーン要。)(対象:中学校、高等学校)
4-332
再生可能エネルギーを支えるパワーエレクトロニクス

大学院創成科学研究科(工学) 電気電子工学分野 教授 田中 俊彦 物理または技術

毎朝何気なく使っている水道はインバータによって一定の水圧に保たれ、エアコンはインバータによって快適な生活を与えてくれます。夜になるとインバータやチョッパによって制御される照明にお世話になっています。携帯電話の充電器は整流回路とチョッパ回路から構成されています。近年注目されている太陽光発電ではチョッパとインバータが使用され,風力発電でもインバータが用いられています。新幹線はインバータによって制御され走行しています。これらのインバータ、整流回路およびチョッパなどではトランジスタやダイオードなどの半導体デバイスをスイッチとして使用し電気の形を換えます。このような技術分野をパワーエレクトロニクスといいます。日常生活に欠かせないばかりか再生可能エネルギー利用など地球環境問題解決のキーテクノロジーであるパワーエレクトロニクスについて応用例を示しながら解説します。 (備考:プロジェクター、スクリーン要。)(対象:高等学校)
4-333
電気抵抗ゼロの超伝導現象と超伝導の応用

大学院創成科学研究科(工学) 電気電子工学分野 准教授 原田 直幸 物理

(1)マイナス196℃の液体窒素を用いて、バラの花を凍らせ、粉々にする実験を受講生一人一人が行います。  (2)超伝導体を液体窒素で冷却して、超伝導現象の簡単な演示実験を行います。  (3)極低温と超伝導現象について解説を行います。  (4)超伝導磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)などの超伝導の応用技術について解説を行います。 (備考:プロジェクター、スクリーン要。講義時間は60分程度。液体窒素とバラの花については、要相談。)(対象:高等学校)
4-334
脳のはたらきは電気でつくられる

大学院創成科学研究科(工学) 電気電子工学分野 准教授 西藤 聖二 物理

現代科学の大きなテーマの一つに、「脳」があります。脳を知ることは、自分自身を知ることでもあります。科学技術が発達した現代でも、私たちは、自分自身が思い考える仕組みをほとんど知らないのです。ところで、脳は、生物・医学分野のものと思うでしょう。しかし、現実には、脳のはたらきは電気が基本になってつくられています。脳でどんな電気が生じるのか、さらに生じた電気が脳のどんなはたらきにつながるのかなどについて、お話しします。 (備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-340
コンピュータ・グラフィックス=数学+物理+センス

大学院創成科学研究科(工学) 知能情報工学分野 教授 多田村 克己 情報

コンピュータグラフィックス(CG)は、映画やゲームをはじめとして日常生活に浸透しています。CG画像は専用のソフトウェアを利用して作成されますが、CGの原理はほとんどが高校程度までの数学と物理を基本としています。いま学んでいる数学や物理がCG画像作成にどのように利用されているのかを、できるだけ専門用語を使わないようにしてお話します。聴講される生徒さんに合わせて応用面を中心にお話しすることも可能です。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-341
生物から学ぶ 〜人工生命技術の工学的応用〜

大学院創成科学研究科(工学) 知能情報工学分野 教授 中村 秀明 情報

世の中には、数学的に答えを出すのが難しい問題があります。この講義では、コンピュータの中に仮想の生命(人工生命)を作りだし、この仮想の生命を進化させたり、シミュレートすることにより、難問を解く方法を説明します。このような問題で利用されるのが、「メタヒューリスティクス」というアルゴリズム(手順)です。これは数学的に正しい解ではなく、実用として問題のない解を求めるものです。短時間で解を求めることができ、いろいろな問題に比較的簡単に適用できます。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-342
情報化社会の過去、現在、未来(人工知能の進展)

大学院創成科学研究科(工学) 知能情報工学分野 教授 中村 秀明 情報

近年の情報関連技術は、著しく進展しています。マイクロプロセッサの性能は、過去15年で1億倍になり、価格は1/100になりました。また、ネットワ−クの通信速度も確実に速くなっています。本講義では、情報技術の進展を過去から振り返り、近未来の情報化社会がどのようになるのかを説明します。 また、最近急速に進展している人工知能技術についも概説します。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-343
コンピュータとは何か。 −プログラミング実習を通して−

大学院創成科学研究科(工学) 知能情報工学分野 准教授 水上 嘉樹 プログラミング、コンピュータ

簡単なプログラミング実習を通して、計算機を動かすための知識を習得します。すくいーく、または、Scratchと呼ばれるプログラミング環境を使用します。簡単なキャラクター(例えば、車やねずみ)を配置して、自由に動かせるようにプログラミングを行います。講義・実習を通して、「コンピュータとは何か」ということが直感的に理解できるように進めていきます。(備考:情報処理演習室などにある計算機(コンピュータ)をできれば参加人数分、プロジェクター、スクリーン要)(対象:小学校、中学校、高等学校)
4-350
金を小さくすると赤くなる?〜身近なソフトドリンクでも作れる金ナノ粒子の面白さ〜

大学院創成科学研究科(工学) 循環環境工学分野 准教授 石井 治之 化学、物理

ナノ粒子は最近のナノテクノロジーを支える重要な材料のひとつです。その合成は一見難しく感じますが、実は簡単に合成できます。講義では、スポーツドリンクなどソフトドリンクの中での、金ナノ粒子の作り方を実演します。また、ナノ粒子合成に関係する化学・物理の知識を紹介とともに、ナノ粒子のサイズや形状をどのようにコントロールするかについて講義します。ナノ粒子を身近に感じてもらえる一助になれば幸いです。(備考:特になし)(対象:小学校、中学校、高等学校)
4-351
カラフルに反射する構造色の世界〜サイズの揃った微粒子を並べて作る〜

大学院創成科学研究科(工学) 循環環境工学分野 准教授 石井 治之 化学、物理

クジャクなど鳥の羽根は光の反射・散乱によってカラフルに反射するのを知っていますか?自然界のこういった反射する現象のことを構造色と言い、角度を変えると色が変わったり、特定の色を反射します。鳥の羽根だけでなく、宝石やムシの外皮の色はこの構造色で出来ているものも少なくありません。この出前講義では、光の反射や構造色を人工的に再現してその特徴について説明します。(備考:特になし)(対象:小学校、中学校、高等学校)
4-360
ミツバチの巣作りをコンピュータシミュレーションで理解する

大学院創成科学研究科(工学) 工学基礎分野 准教授 鳴海 孝之 理科(物理、生物)、情報

ミツバチがつくる巣には、精緻な六角形構造が見られます。大きな脳も持たず寿命も短いミツバチは、一体どのようにして精緻な構造を作るのでしょうか。この謎はいまだに解けておらず、世界中で多くの研究者が取り組んでいます。生物を研究する一つの方法として、コンピュータの中で生物の運動を再現させて検証するというものがあります。私たちは、ミツバチの巣作りの謎にコンピュータシミュレーションで立ち向かいました。この講義では、ミツバチの生態やコンピュータシミュレーションの基礎に加えて、六角形の謎に迫る私たちの研究成果についてわかりやすくお伝えします。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:中学校、高等学校)
4-400
ボルネオの熱帯雨林と虫たちのかかわり

大学院創成科学研究科(農学) 生物資源環境科学分野 教授 竹松 葉子 生物学

ボルネオ島のサラワク州ランビルヒルズ国立公園にはフィールドステーションがあり、様々な生物間相互作用を研究するために、日本中の熱帯生態学を専攻する人たちが樹冠にアクセスするための吊り橋やクレーンを使って調査をしています。そこは樹高50-60mにも及ぶジャングルで、生物のほとんどは薄暗い林床部か日の当たる樹冠部に生息しています。ここで繰り広げられる昆虫同士、特に森林とシロアリの深いつながりを紹介します。 日本ではシロアリといえば住まいの大害虫ですが、熱帯雨林では森林保全にとても非常に重要な役割を果たしています。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-410
食糧危機ならずとも積極的に昆虫を食べるべき理由

大学院創成科学研究科(農学) 生物機能科学分野 教授 井内 良仁 生活科学 食品科学

昆虫食は近未来の食糧危機における救世主とも言われていますが、肥満人口が飢餓人口を大きく上回る現代においてどれだけの貢献が出来るかは疑問です。しかし昆虫食に肥満防止・疾患予防などの健康機能性があるとしたらどうでしょうか? 本講義では「昆虫食」が単なる「ゲテモノ食」「代替タンパク質」ではなく、私たちの健康に積極的に関与する「機能性食品」である理由、さらに科学教育の好材料である理由について、最新の実験データとともに解説します。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:中学校、高等学校)
4-411
化学生態学 −香りを介した植物− 植物、植物-昆虫コミュニケーション

大学院創成科学研究科(農学) 生物機能科学分野 教授 松井 健二 生物

植物は様々な香り物質を放散しています。進化の過程で植物はなぜ香りを放散する能力を獲得し、その能力を今まで維持してきたのでしょうか。最近の研究で植物が香りを介して周囲の生物とコミュニケーションしていることが明らかになりつつあります。このようなコミュニケーション能力をうまく利用すると農業への応用も可能かも知れません。こうした研究分野は「化学生態学」と呼ばれます。ここでは化学生態学を概観し、その中で植物の「香り」の役割について考えます。 (備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
4-412
生活の香りを科学する

大学院創成科学研究科(農学) 生物機能科学分野 教授 赤壁 善彦 有機化学

我々の身の回りには様々な香り物質が存在し(発生源もさまざま)、好ましい香りから悪臭まで、それらに影響を受けながら生活しています。特に、食における香りの役割は重要であり、また、ある香りを嗅ぐことによって、気分や体調(ストレス、リラックスなど)に変化を及ぼす場合もあります。これら生活の香りの不思議な世界を例を挙げながら解説するとともに、私の研究成果に基づいた食材・商品開発を紹介をします。可能であれば、実際にサンプルの香りをいろいろ嗅いで、その面白さ・不思議さを体験して欲しいです。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:中学校、高等学校)
4-413
海のサイエンスワールド

大学院創成科学研究科(農学) 生物機能科学分野 教授 赤壁 善彦  有機化学

海洋生物は、陸上生物とは異なる独自の生態系を形成しています。その生存競争において、様々な物質を用いて化学防御したり、フェロモンなどのケミカルコミュニケーション(化学信号伝達物質)を巧みに利用して生活を営んでいます。この講義では、海の生物たちの具体的な例を示しながら解説し、その面白さや不思議さを化学の世界を通して体験して欲しいです。また、関連した講師の研究内容を紹介します。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校)
 

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